空想競艇物語第1話「俺様デビュー」
こんにちは白徹です。
今回知人から過去にアップしたマクル6の動画を
元にした話を書きたいという話があり、序盤の書いた話を
読まさせてもらいました。
荒い表現がありますが私個人的には面白かったので
折角ですので記事にして掲載しようと思い投稿させて
いただきました。
知人は序盤の話でのアンケートで少しでも評価してもらったら
続きを書くそうなので、私は是非続きを見たいので私同様見たい方は
文章末のアンケート
に評価5をお願いします。
この物語は完全フィクションです。
素人ですので誤字脱字表現の粗さ等あると
思いますがご了承ください。
デビュー戦
清々しい快晴の日
今日は競艇史の伝説となる俺様
性は「審」名は「判」
のデビュー戦だ
競艇学校を堂々の勝率2位で卒業
(本当は1位を獲れたが将来を見据え
様々なターンを試して
いたので本当の実力1位は俺だ)
三重支部期待のルーキーの俺様は当然の
ように地元の東海ボート場がデビュー戦の場所
東海ボート場の入り口に特に顔に特徴もない
一人の男が立っていた。
「来たか審 昨日はちゃんと寝られたか?」
この男は性は「下村」名は「誠」
俺様より3年先輩のB2級選手。
艇界史上最高の選手となる俺様にとっては学ぶべき
ことは下っ端のやるべき仕事くらいで得るものは
少ない男であると思うが勝負の世界だ選手に嫌われては
損しかないので俺は愛想よく振る舞う。
「緊張してなかなか寝れませんでした」
と模範的な回答をした。
下村誠にいろいろ話を聞きながら選手が集まって
いる部屋に行き挨拶をした。
いよいよモーター抽選、デビュー戦の俺様の栄えある相棒と
なるモーターが決まる。
ドキドキしながらレバーを回すと赤い球が飛び出し
はっきりとした文字で「低調機」と書かれていた。
その文字をみた時はがっかりとしたが、よく考えると
低調機をしっかりと調整して結果を
出すのが一流だモーター整備の経験を
積めるので、超抜機等を
引かなくて感謝した。
モーター整備をしたが時間の少なさと俺様の現段階時の
整備力のなさのため
全く力を出せず俺様的モーター数値は100%中28%
といった所だと
思う。
いよいよデビュー戦ピット待機まできた。
流石の俺様も手から汗が出て緊張してきた。
俺様はデビュー戦ながら4号艇をもらった。
番組マンもよくわかっている俺様はそのへんの
ルーキーと違い番組マンの期待どうりコースを主張する
隙あれば遠慮せずさらに内枠も奪取する
つもりだ。
出走のランプが点灯しピットで遅れることなく
4コースカド大時計の針が動き始めて数秒後アクセルを握る
緊張とフライングの恐怖に握るのが遅れてしまったのだが
スタート大きく遅れることもなかったが
隣の3号艇より遅れてしまった。
マクリ勝ちはあきらめそこいらの新人とは思えぬ
冷静に差し場を探した。
1週1マーク理想の描いたラインを見つけそこに艇を向ける
しかし腕がまだ追い付かず流れ
3号艇の真後ろとド新人丸出しの旋回を披露してしまう。
「3号艇のクソヤローが期待の新人の俺様よりも
スタート前に出やがって
出たなら出たで無理マクリを敢行し俺様の勝利する
可能性を広げるべきだろう
忖度もできないのか使えん」
と内心思いながら
引き波を少しでも避けようとしいやよいやよと
外に艇を向けるが間に合わず
引き波にしっかりとはまり現在6着。
まだ前はもつれており1周2マーク2.3着に躍り出る
ラインを発見し見つけたライン目掛けて
旋回を行う。
しかし3,5号艇が接触しており旋回が遅れ巻き込まれるという
回りの動きを全く見えていないという下手の
象徴を1マーク同様披露してしまう。
マクリ勝つという俺様の輝かしデビュー戦は
描いたとうりにいかず
悔しかったが前を見ると
変わらず俺様は6着で走行していたが前の5号艇に
接近することができたので
競り合いを制しできる新人だということを披露してやろうと
闘志を燃やした。
5号艇よりも機力が上と確信し2周1マークは
マクリに近い先マイを実行
し見事5着浮上。
2周2マーク1周2マークとは違い前を走る艇を
冷静にみて1号艇が流れると
判断し空いた所に冷静に差しを入れる。
見事に決まり4着浮上。
3着を走る3号艇にも迫り3号艇は俺様を
引き波にはめようと迫ってきた
そうくるなら俺様は艇を内に向け3周1マークは
先マイし3号艇の動きに合わせ差してくるなら
ダンプ、前を塞ぐブロックターンを狙おうと判断。
しかし6着から旋回を行うごとに浮上をしている自信の腕に酔い
2周2マークも作戦成功により3周1マーク旋回後の
3着浮上を確信してまたも他艇を
みておらず後続の1号艇に接触し動揺してしまい
大きくターンが
流れてしまう
「まじか!!俺様に抜かれた敗北者が余計な邪魔をしやがって」
毒づきながら3号艇に差され順位は変わらず4着。
体制をみるに流石の俺様でも3着浮上が難しいとわかって
しまい燃え上がっていた闘志が消えていった。
それにより3周2マーク旋回を大きくミスをしまさかのデビュー戦
6着
まさかそこいらの新人と同じ結果とは結果だけをみると悲しいが
道中をみると将来ある走りだったのは、今日レースを
みた人はわかってくれるはずだ
と自分を慰める悲しい俺様のデビュー戦。
その夜の選手宿舎同室本日5着だった下村誠が
「審惜しかったな、道中戦負けてしまったがお前は
頑張った今日のようなレースをしていれば
直ぐに水神祭もできるさ」
と俺様を労った。
「はい今日のような攻めるレースをして早く
水神祭をやってみせます」
と模範的な回答を述べた。
内心下村誠への評価を俺様はさらにさらにさらに下げた。
「俺様達プロは頑張った等なんにも意味はない遊びでなく
プロだ頑張って当たり前だし結局結果が全てだ!!
本来下村誠は俺様を叱るべきだ、こんなレース内容如きで満足して
いたらSGを獲れるわけないそんなマインドだから3年経っても
B2なんだよ」と評価を下げたが、敗北者のマインドを教えてくれた
ことに関してはありがとうございますとお礼を言いたい。
下村誠からは勝利に役立つことは何一つ学べないと
思っていたが強くなれないいい見本を俺様に示してくれている。
デビュー節第2戦
競艇マクル6界のルールは三日開催は優勝戦に残れなかった
場合帰郷となるので今日1着を獲れなかった場合帰郷である。
やはり昨日のレースで将来性を買ってくれたのか今日も4号艇
で番組マンの期待が感じとれた。
ちなみに下村誠は当然のように今日1Rで5着と堂々の帰郷を決め
俺様と一緒に帰って安い酒を奢ってやろうと待ち構えているに違いない。
絶対に期待を裏切って優出し俺様は一人で帰ってやろうと明確な目標を定め
水神祭を狙う闘志を燃え上がらせた。
ピット離れをミスすることはなかったが5号艇が
デビュー節の俺様を舐めてか
動きをみせてきた生意気にも強引に入ってきたので
こんなただ行くだけのアホと一緒に
進入に付き合っていたらスタートが難しくなり
俺様のレースができず、下村誠と一緒に
帰郷となり安酒を掻き喰らうのは目に見えている幸い
2号艇がミスをし4コースには入れること
ができそうだったので、5号艇を行かせてマクリを
決め沈めてやる計画だ。
4コースカドを獲りスタート勝負と気合を入れた。
大時計の針が動きだし俺様は少し早めに起こし生意気にも
コース獲りをした5号艇に
プレッシャーを与えてやった。
この作戦が功を制したことと俺様がスタートをしっかりと決めたことで
5号艇、3号艇までマクッていった時俺様と俺様を評価している
番組マンは水神祭が見えたと思ったが俺様の数少ない弱点
自分に酔いしれるが顔を出してしまいハンドルを入れ間違えた。
このままでは大きく流れてしまうと判断した俺様は
アクセルレバーを離しブレーキをかけて
見えかけていた水神祭の光景をもう一度拝もうと決断。
しかしブレーキが利きすぎて結局デビュー戦と同じく1周1マーク時点では6着。
俺様に期待していた番組マンも顔を伏せてしまっていることは想像がつく。
こんなことで諦める俺様ではない正直な所1着は難しいと先が見える俺様は理解している
このままでは下村誠との安酒は当確だ、しかし今回こそ
道中戦を制し次に繋ぐレースをしてやる。
1周2マーク俺様的に60点の旋回をすることができ
常時40点旋回を繰り返すB2共に追いつくには
十分な旋回で実力もないのにコース獲りをした5号艇を抜き去った。
2周1マーク内に切り込みできるだけ先マイを狙う。
俺様と客観的に見ても70点の旋回を披露でき1旋回で2艇を抜き去り3着浮上し
最早1着すら狙える位置にたどり着いた。
顔を伏せていた番組マンの旋回を重ねるたびに
口角を上げて笑顔になる姿と今日の安酒を
飲む店を思案していたであろう下村誠のおおっとなっている
顔を想像すると俺様の口角が自然と
上がっていく。
しかしここで自分に酔い次ミスをしてしまったのが昨日の
俺様だ口角を上げながらも
冷静に昨日の悪しき俺様と決別を目指す。
ここはまだ勝負所でないと判断し2周2マークはミス
がなく現状維持を目指した旋回を披露
ハンドルを入れた時点では良き旋回だと思ったが、想像以上に
2号艇の旋回が悪く追いついてしまい引き波に
モロに嵌ってしまい大失速トップを行く2艇に大きく
引き離されまたも水神祭の光景が消えていった。
3周1マーク一縷の望みをかけて差しを入れるが届かず
3周2マーク潰したはずの5号艇が迫ってきていたので
置きに行く旋回で3着を確保しにいった。
旋回後左を向くと5号艇のまさかのミラクル逆転ハンドルを入れられ
4着でゴールイン
第2節に向け
このレースで俺様の旋回はまだB2レベルだというこを痛感し
一刻も早く上のレベルの旋回を目指し練習すると今節唯一予想どうりだった
下村誠の安酒デビュー祝いに出された安酒を掻き喰らいながら将来の描いた夢を
実現させるための練習を決意した。