空想競艇小説物語第2話「超えてやる勝負だ!!下村誠」

   

こんにちは白徹です。

今回知人から過去にアップしたマクル6の動画を

元にした話を書きたいという話があり、序盤の書いた話を

読まさせてもらいました。

荒い表現がありますが私個人的には面白かったので

折角ですので記事にして掲載しようと思い投稿させて

いただきました。

知人は序盤の話でのアンケートで少しでも評価してもらったら

続きを書くそうなので、私は是非続きを見たいので私同様見たい方は

文章末のアンケート

に評価5をお願いします。

この物語は完全フィクションです。

素人ですので誤字脱字表現の粗さ等あると

思いますがご了承ください。

VS下村誠

俺様の第2節は関東競艇場所に決まった。
全国でも1,2を争う程
の水面が狭く旋回の小回り技術が
大事な水面だ俺様は第2節での飛躍のため
練習日全てに参加し旋回技術を磨き体作り
と過去レースでの研究と己の才能に驕ることなく
自己鍛錬に励んだ。
因みに反面教師下村誠はまさかの練習日に湯治に行くと宣言
俺様も誘われたが練習に行きますので申し訳ないと向上心のない下村誠に
断りをいれた。

下村誠も今節俺様と同じ関東競艇場所に斡旋されており
俺様と一緒に現地に前入りし安酒を堪能しながら水神祭目指して
頑張れよと激励をいただいた。これが下村誠最後の激励となるように
闘志を燃やしてくれた下村誠に感謝した。

前検日モータ抽選会俺様はレバーを回した。
「中堅機」を引き当てることができた。
前回「低調機」で競り合いを演じた俺様が中堅機
を使うということは水神祭の確率はさらに高まる
朗報だ、そんな俺様にさらなる朗報がきた。
明日俺様は2Rの3号艇を与えられたのだが2号艇が
下村誠なのだ、競艇の神はよほど俺様の活躍を披露させたいのだろう
下村誠の壁になるためスタート気合を入れたという

理由でスタートを決めさえすれば
下村誠は不動の25~30スタートを決めてくるので

少し前を走ればフライングもなく
下村誠はたいしたモーターではないので楽に

マクリ勝つことができるのである。

下村誠も遠慮せず来いと発言俺様は謙虚に

下村さんの壁役しっかりと努めます
と媚びり顔の笑顔で話した。
遠慮なんかするわけないそんなことをしたら

舟券を買ってくれているお客様に
失礼だし俺様は同郷だろうが関係ない

容赦はしないし下村誠だけには負けたくない
ので闘志はさらに燃え上がった。

モーターも俺様的評価56%と前回の

倍評価なので水神祭の絵しか見えない
いよいよレースが始まる。
ピット離れも上手くいき一番心配していた下村誠のピット離れも
ミスなく2コースを守った俺様は下村誠が

艇を向けて直ぐにピッタリ隣の3コースに
艇を向け少しでもマクリに行くための有利な状況を整えた。

いよいよ大時計の針が動き出した。
勘どうり艇を起こし下村誠の少し前のベスポジを

確保しスタートは問題なしと確信をし
顔を伏せた。
スタート後左をチラ見し黒い勝負服が視界にいないことを確認し
一切の躊躇いをせずハンドルをきりマクリ敢行1,2号艇は

抵抗できず1周1マークを俺様が一番に旋回
「よっしゃー!!ありがとう下村誠!!!!」と声を上げた。
完全に勝利を確信したが旋回後左を向くとまさかの

6号艇が好位置におりまだ勝利確定とならず
1周2マーク6号艇を先に行かせて差しをいれようと

思ったが想像以上に6号艇が下手なのを予想できず
接触してしまい艇の向きが大きく変わってしまい

1号艇の引き波に乗ってしまい大減速しかし左を見ると
黒い勝負服下村誠が迫ってきており下村誠には

負けるわけにはいかないので狙いを定め接触し沈めてやった。

2マークから立ち上がり右をみると5,6号艇が

外へ大きく流れており俺様が内を制しており1着を走っている1号艇
にも追いつける位置であることを確認し

2周1マーク先マイすると思わせ1号艇の航跡に合わせ接触させ
1マーク旋回後1着を奪還。
しかし5号艇が予想以上に伸びてきて捕まってしまい

2周2マークで押し出されてしまい旋回後3着へ後退。

先ほどの2周1マークの旋回接触に怒ったのか

3周1マーク1号艇の悪意のブロックターンに嵌ってしまう
1マーク立ち上がり後後ろに黒い勝負服下村誠が

迫っており下村誠には負けるわけにはいかないので
3周2マークは堅実に旋回し下村誠にチャンスを

与えず前を走りそのまま3着でゴールイン。

1周1マークでマクリを決めトップを走っていたのに

道中競り負けてしまい3着に初の連絡みであるが
全く喜べない結果だった。

レース後下村誠は惜しかったな道中はしょうがないと

俺様に負けたにも関わらず
励ましてきた2節にして後輩に敗北し

何も感じていないことに驚きを隠せなかったが
触れないようにした。

3着だったので明日3着以上なら優勝戦に出れるので切り替えて明日の勝利を描こうと
考えた。

当日整備が実り俺様的評価は64%まで浮上優勝戦へ出場する準備を進めた。
今日2Rの6号艇で出走した下村誠は色どうりの6着とお家芸の早帰りを決めた。
俺様は明日の12Rを予定走るため闘志を燃やす。

ついに4Rの始まり今回5号艇を与えられマクリ差しで連絡みを演出するのが
俺様の作戦。
ピット離れでチャンスがあれば内枠を狙おうと考え3号艇が動いたので

俺様も動くが他艇が枠を主張してきたので
枠どうりの5コース進入。
大時計の針が動き出した。
起こすのが早くなってしまいアクセルレバーを

離しすぎ両隣に前に出られるという
最悪のスタート1周1マーク何もできず外に出て

展開を伺うが何もおきず
行くところもなく流れるまま密集地帯へ突撃。

1周2マーク4号艇の抵抗にあい最悪の旋回。
前を見ると上位との差が決定的になり優勝戦への道が閉ざされた。

凡人はここで無為に終わるが俺様はこの展開を旋回の練習にできると
考え理想のターンマークを舐めるような旋回の練習をする。
かなり不格好であったが貴重な経験を積むことができ
5着ゴールで第2節が終わり下村誠と共に早帰りを堪能した。

第3節

昨日第3節を終えた。
第3節1走目6着


第3節2走目3着

 

伝説穴井万舟斎

運命の時がきた
2節連続で連絡みと
新人としてはかなりの
好成績なのだが、それは
凡人の場合だ俺様は競艇史に
名を刻む天才だこんなの当たり前だ
ここまでは今の所俺様の未来予想どうり
だ俺様もデビューしてすぐ全て1着を獲れる
と思っていはいない。

時がきたのは時節の斡旋が決まり
出場メンバー表を見たからだ。
俺様の未来構想での第一のターニング
ポイント師匠の決定である。

俺様が師匠と決めている男
山口支部SG優勝2回伝説の男「穴井万舟斎」B2
とついに一緒に斡旋されたのだ。

俺様は早速山口支部の同期に連絡をとり
穴井万舟斎の連絡先を手に入れ電話をした。
穴井万舟斎は俺様の話に興味を持ったようで
前入り日に
俺様は穴井万舟斎の住処へ赴いた。

リビングへとうされて席に着いた。

「穴井さん今日は自分のためにお時間を作っていただいて
ありがとうございます。
初めまして自分は穴井さんの弟子になる男「審」「判」と申します。
覚えてください」
俺様しっかりと穴井万舟斎の目を見ながらゆっくりと話した。

「ふくく今年のルーキーは凄いの~こんな他支部の先輩にいきなり弟子に
してくれとは初めてみたわい」
笑いながら穴井万舟斎は答えた。

「師匠となっていただく穴井さんには外面よくして接している他の人とは違って
全て包み隠さず話します自分は競艇史に残る男を目指して
この世界に入りました。なので自分が行うことは全て新しく今を生きる
選手には追いつくことのできない視野を持っています。
今は理解できないでしょうが数年後皆はようやく理解し自分の凄さを
改めて思い知ることになると思います。」

「大層な夢を抱くのは自由だがのその夢の実現に電話で
貴様が言ったことはB2のワシの
弟子になった所で利があるとはおもえんがのう」

「数多くの利はありますまず子弟関係それも他支部の先輩が
師匠になるというのは話題になります。
それに自分に指導できるのは穴井さんいえ「石野」さん
だけなんです。」

俺様はそういいポータブルDVDを出し映像を再生させてた。


「このマクリ差しこそ自分が理想とするマクリ差しなんです。
現競艇選手史上で一番美しいマクリ差しなんです。つまり穴井さんは自分と同じ景色を
見えているので自分がこの旋回を実現させるためにアドバイスをいただきたいのです。」

「あのケガさせなければ穴井さんは石野の名前を捨てることなく自分よりも先に競艇史の伝説と
なっていたと思いますその理想の旋回技術をマスターする手前で事故にあってしまい右手の動作
が3秒遅れるという後遺症を患ってしまった失望感は同じ景色をみている自分はよくわかります。
自分は穴井さんの夢究極の旋回を引き継ぎたいんです。
どうか僕を弟子にしてください」

頭を下げた俺様を数秒見つめていた穴井万舟斎は
「面白い小僧だなわかったワシが出す条件をクリアしたら弟子でも
なんでもしてやるは、条件は次の中国ボート一般戦2走目ワシが番組マンに
頼んで貴様と同じ番組に組んでもらうそのレースでワシに勝てたらでどうじゃ?」

俺様は頭を上げて
「そんな条件飲めませんその対決レースで1着を獲り水神祭をし
さらに優勝戦で1着を獲り優勝してダブル水神祭をしたら弟子にしてください」
俺様は自信満々でそう宣言した。

それを聞いた穴井万舟斎は笑いながら
「自ら条件を高くするとは面白いは吐いた唾は吞めぬぞ
やってみよ楽しみにしてるぞ」

「はい自分の可能性を示し究極の旋回実現を叶えるのは自分だと
穴井さんに思わせて魅せます」

そう宣言し一礼をし穴井邸を出た。
帰り道決めていたとはいえ流石の俺様も
今回の目標は高いと思うしかし俺様が本当に
競艇史に名を残す英雄なら実力と天が味方し成し遂げる
ことができるはずだ、どんな才能があっても天に選ばれなければ
常勝は難しく穴井万舟斎のように道半ばで体を壊してしまうかもしれない
時節はこの俺様の試金石となるだろう楽しみであるしうまくいかない場合
は潔く引退しようと天を見上げて光輝く星々に誓った。

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